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リモートワークについて[家での取り組み方編]
2020年04月10日|s_travel
私は1年超、日本とバルセロナ間でリモートワークをしています。
前回の投稿(http://crew-world.com/columns/3353)では、リモートワークに至った経緯や家で作業をどのように行っているかを書きました。
今日はその続きとして、「家での取り組み方」について共有したいと思います。
1年間少しやってみて難しかったことや、陥りがちな傾向を踏まえ、辿り着いたスタイルを今回は共有させていただきます。
【良かったこと】
・自分で時間を調整できる(作業時間)
・ネット環境があれば場所を選ばない
・通勤がない
・自分のペースで行動できる
(食事、エクササイズ)
【難しかったこと】
・誘惑に負けないこと
(つまみ食い、睡魔)
・毎日スイッチを入れること
・モチベーションを保つこと
・時間配分
書いてみるとわかりますが、リモートワークは基本的に「自由な環境」です。
ただ、自由な環境であることが故、生産性を維持したり、モチベーションを維持するのが思っていたよりも難しかったというのが個人的な感想です。
環境的に堕落しようと思えばできてしまう環境にあるため、セルフコントロールがとても重要になってくるからです。今までチャキチャキ動けていたのは、会社という環境だからだったのかもしれませんね。
【陥りがちな傾向】
・昼夜逆転
・作業効率が落ちたままダラダラ
・仕事以外の連絡にも都度返してしまう
・つい携帯
・時間の区切りがない
(ながら行動を含む)
・誘惑に負ける
(つまみ食い、睡魔)
・スイッチを入れるまでに時間がかかる
誰かによって管理がされていないことが、リモートワークの最大のメリットでありデメリットと言える気がします。
在宅の場合、テレビ会議や電話以外の時間は自分で決めて仕事に取り組めるため、作業ごとに時間を区切って行うことが重要かもしれません。
また、家の場合は、快適に過ごせるベッドやソファなど、本来仕事環境ではない場所が身近にあります。そして食べ物が入っている冷蔵庫やストックなども手を伸ばせる場所にあります。
不思議なのですが、お腹が空いていないのに、ふらっとキッチンに行ったり、ストックのお菓子をつまみ食いしたりということがリモートワークを始めた当初よくありました。(今ももちろんありますが。笑)
自分をコントロールしなければという「監視下」にないことが原因かもしれません。
ベッドでパソコンをカチカチしているプログラマーが映画などに出てきたりしますが、おそらく?その方はなかなかの強者です。笑
私の場合、ベッドでパソコンを使っていたら、いつの間にかモニターはYouTubeに変わっています。
つまり何が言いたいかというと、人間は『場所によって意識を切り替えているということ』です。
「ベッド、ソファ=くつろぐ場所」と脳が記憶しているのだろうということ。
あくまで実体験に基づく意見ですが、行動と場所によって、何かしらの境界線が引かれるようになっているのだと感じています。
「服を着替える=気持ちを切り替える」
「机に座る=考える、作業をする」など、
知らずのうちに行動や場所によって染み付いている意識があるのかもしれません。
【辿り着いたスタイル】
陥りがちな傾向を踏まえ、今回のコロナ外出禁止生活の中で私が一番生産性が保てて、心も健康にいられる一日の流れを共有します。
それぞれリモート条件が異なることや、それぞれにあったスタイルがあると思うので、これはあくまでも一例としてお読みいただければ幸いです。
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10:00 遅めに起床、シャワー
・起きたら自然光を浴びる
・気合いを入れたい時は着替えて、香水までつける。
(私は急ぎの仕事があるときに実践しています。)
10:30 30分ほどのエクササイズ
[部屋で]
・YouTubeを活用
11:00 朝昼兼用の食事
[ダイニングテーブル]
・コーヒーなどは後で
11:30 考えたり新しく覚える系の作業
(最大2時間)
[ダイニングテーブル]
・温かい飲み物を用意してスタート
・PC内の通知設定は仕事関連の人のみON
・携帯は別の部屋に置く
・集中できないなという時はメイクまでします!
13:30 休憩がてら洗濯や掃除
・体を伸ばすことを意識。
14:30 考えたり新しく覚える系の作業
(最大2時間)
[ダイニングテーブル]
16:30 休憩(糖分を摂る)
[ソファ]
・続きそうな連絡は返さない
17:00 手を動かしたり、作成系の作業
[ダイニングテーブル]
19:00 夕食
[ダイニングテーブル]
21:00 情報収集、参考資料を探す
[ソファ]
22:30 30分ほどのヨガ
・部屋を暗めにして音楽を流しながら
23:00 映画やドラマを見る
誰かと電話する
02:30 就寝
・明日は何の作業をするか整理
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※ 遅すぎる起床は、早く起きると夕方の睡魔に家だとあっさり負けてしまうので、もう潔く遅くに起きることにしました。
外出禁止になる前は人と会う時間も多かったため、急ぎの仕事以外の時は自動的にスケジュールが組まれているような一面もありました。優先度合いに応じて時間を確保するという形です。
外出禁止になった今、何も予定がなく誰にも会わない一日をコーディネートすることの方が、逆に難しく感じます。
もし、なんだかパッとしないなぁと思われたら…!
「大体の時間、行動の内容、場所」を書き出し、一度流れをパターン化して書き出してみてください。
私はそうすることで、スケジュールに沿うように動いてみようという意識が芽生え、コントロールがしやすくなりました。
一人で住んでいる人にとっては人と話す機会が減るため、用がなくても友人や家族などと電話やFacetimeなどで日常的に会話をすると気分転換になります。また、音声として認識することが仕事との区別がしやすいため、そうした時間を予定として組み込み気持ち的な疎外感が軽減していきましょう!
スペインは外出禁止の期間が5月10日までに延びる可能性が高くなっています。
3月15日からのロックダウンを考えると約2ヶ月の自宅生活です。
もちろん残念ではありますが、今はこのタイムテーブルに沿って出来ることを増やすインプットの期間にしたいと捉えています。
日本の皆さんも自宅での生活にシフトしていると思いますので、良さそうと思ったらぜひ実践して見てくださいね!
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