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ちょっと夢が広がる話。

2020年04月13日|s_travel


ここ数日、「時間が有り余っていて、何をしたらいいかわかりません」というコメントや投稿をSNSでよく目にします。

まず、これはとても自然な感情だと思います。
今までのルーティンが崩れ、新しい環境や生活スタイルになるとき、おそらく誰しもが感じることでしょう。特に日本人の場合は働くということが生活の大部分を占める素晴らしい人種のため、余計に体感するのだと思います。

コロナの波が世界中を覆い、今までの日常を遠いものに感じるようになりました。
仕事がストップしたり、大幅に減少したり、不安とモヤモヤ感と共に自宅にいる時間が増えた方も大勢いると思います。

今日はそんな方々が、“あれ?意外と時間が足りないな”と感じてしまうような、夢の話をしてみます。



この数年、“なんでもやるよね。”というワードを言われることが増えました。
これは仕事、プライベート共に共通して言われるようになったことです。
これはとっても嬉しいです。


この「なんでもやる」という対象は、実はほとんどの場合「私自身はやろうと意図していなかったこと」が多いのです。

例えばこの3年間で取り組んだこととして、

・いくつかのサイトへの寄稿
・観光庁とのお仕事
・企業SNSの運用
・ランディングページの作成
・PRキャスティング
・海外でのモデル活動
・プログラミング学習

などが挙げられます。
これらは全て、自発的に始めたというよりは、人に依頼されたり、流れとして偶然やることになったことです。


CAの仕事が好きだった理由の一つに、「意図していないところにも、出向く必要があること」がありました。自分が行きたいと思った場所だけではなく、行こうとも思っていなかった場所に行く必要がありました。
これは「意図していない人と働くこと」も同じです。


私の新しい発見は大抵こうした、「意図していないこと」の中で生まれていました。


こうした自分の中にはない選択肢が環境から勝手に与えられたことで、人生の充実度をより高めてくれたのだと思います。

そして意図しない選択肢が与えられた時、「できない」と決めつけるのではなく、「まだ、出来ない=やればできるかも」と捉え方を変えてみると、幾分取り組みやすくなると実感しています。

先ほど挙げた例のほとんどは、無知の状態でスタートしました。私自身の熱意が低かったものもあります。
でも、“これを経験しておくのと、しておかないのとでは、もしかしたらその後の人生が変わるかも。忘れた頃に役に立つのかも。”と思い、私の場合は都度その事柄について調べたり、経験者に聞くなどしてできる限り身につけてみようという姿勢で臨んでみました。
もちろん、頑張ったけど習得できなかったものもあるし、もうやりたくないなと思ったものもあります。でもこれは自分で体験してみないと分からなかったことです。


旅でも同じですよね。
有名な観光地に行けた時よりも、道に迷ったりトラブルに遭った時の意図せぬ経験の方が価値深く感じたりします。道に迷ったから出会えた素晴らしい景色もあれば、道に迷ったのに辿り着いた景色は微妙だったということもあります。


日常が少し変化した時、それは何かを始める機会に差し掛かっていると捉えるようにしています。
流れに任せてみること。
いろんなことを一度受け入れてみること。

私は実際に、そうして広がっていった新しい世界がありました。



今回のコロナによる世界的な影響を受け、私なりにこれからのことを少し考えてみました。

そして実際に、プログラム言語の学習を2週間くらい前から始めてみました。
システムのプログラミングは全くもって初心者です。特にプログラミングが好きなわけでも、天才的なアプリを開発したいわけでもありません。笑

でも、このコロナの流れに任せてみた結果、やってみたら役に立ちそうかもということで取り組み始めたという話です。
今では、“住んでいるバルセロナの外出禁止があと2ヶ月くらい伸びてくれたら、その間に習得できそう”と思ってしまうほど夢中になっています。
数ヶ月後、もし私がバリバリのプログラマーになれてたら…と思うと、コロナがもたらす夢のようなワクワク感です!笑


会社員として勤務している方は、普段の生活の中で後回しにしていたことがあるかもしれません。
自分のこれからのキャリアや生活スタイルについても、考える機会があんまりなかったかもしれません。
今はせっかくたくさんの時間があるので、自分について分析してみたり(意外と自分のことって書き出せないんですよね)、新しいことを身につける期間として今までにない絶好の機会だと思います。


好きなことでも、大して好きではないけど必要そうなことでも何でもいいと思います。

数年後、「コロナの時に始めてみたけど今でも続いてるなぁ」とか、「この生活の発端はコロナだったよね」と今の状況をありがたく懐かしむような時間の使い方を、ワクワク感と共に考えてみてください。

コロナショックではなく「コロナアドバンテージ」だったなと言えたら最高ですね!








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